先日、こんなの書きました。
アドバイスする内容を考えるにあたり、恋愛系Youtuber の津崎まみさんという方の動画を参考にし、それを基に英語が堪能なスペイン在住の友人と英文を作り上げる、という内容です。
この件以来、友人とは津崎まみさんの動画の話が、ちょくちょく話題になるようになりました。
具体的には、
「何度見ても、おっぱいが気になって仕方ない。」
「女性向けのチャンネルもあるけど、こっちは画像が随分違うね。男性向けの方が、サムネも内容も攻めてるね。」
と、妙な観察力を発揮してくれています。
その友人が、「津崎さん面白いw 本出してたら買うわw」と言っていたのですが、実際に本を出しているみたいなので、それを友人に紹介しました。
とりあえず、購入してスペインまで送ろうかと思います。
妻子持ちの男性と、スペインで彼氏と同棲中の女性など、本来の購買層ターゲットからは完全に外れているかと思いますが、この度、購入させて頂きました。
ちなみに友人は数年前までオーストラリアに住んでいたのですが、突然「オーストラリア飽きた。別のとこ行こう」と、思い付きでスペインに移住しています。
その時同棲中の彼氏に、「スペイン行くけど、ついてくる?(ついて来ないなら別れるけど)」と、彼氏もオーストラリアから引っ張ってきたというエネルギッシュな方なので、僕が余計な企画を立てなければ、恋愛系Youtubeチャンネルなど全く縁が無かったのではないかと思われます。
そんな感じで、国境をまたいで津崎さん動画がちょくちょく話題に挙がるのですが、ある日友人が「津崎さん動画で一番再生回数が多い動画のタイトル面白いね。『女性をスマートにホテルに誘う方法』が 144万回も再生されてるよ。」と、何やら興味深い話をしてくれました。
他の動画は多くても再生回数が 20万回ぐらいなので、これだけ再生回数がぶっちぎりです。
「世の男は、どんだけホテルに誘いたいんだよw」と陽気に話していたのですが、多分、動画配信者の津崎さんもそう思ってるんじゃないかと思います。
また、
「 “ホテル” ”誘い方” で検索したところ、津崎さんの動画の再生回数がトップだね。」
と、ガチでそういう情報を探している人でも調べないんじゃないかという素敵な視点からの情報も頂きました。
僕も試しに検索して確かめてみたのですが、検索履歴ワードが夫婦の危機を招きかねない状態となっていたので、速攻で履歴を削除しました。
そんな感じで妙に話が盛り上がり、「次は、これをテーマに英文作ったら面白いんじゃない?」と、面白そうな提案をしてくれたので、今回は、この動画を参考に作成してみます。
前回の遠距離恋愛編では、自身の体験がしょーもなさ過ぎて手も足も出ませんでしたが、今回は自身の経験も生かせるので、結果、かなりのアレンジが加わりました。
参考動画と併せてどうぞ。
ちなみに英文は、スペイン在住の友人に添削をお願いしました。
シチュエーション
大学生2人が居酒屋で飲んでて、一方が
「気になっている女性と2人でよく飲みに行っているけど、勇気が出なくて踏み込めない。ホテルに誘いたいけど、関係が崩れるのが怖くて言い出せない。」
という悩みを聞いている、という状況。
『女性をスマートにホテルに誘うアドバイスをしてみよう!』:会話例
Oh well, you said you had a crush on a girl recently.
Any updates?
『そういや、最近気になる子がいるって言ってたじゃん。あれから何か進展あった?』
Yeah. we are not officially dating. But we hang out a lot.
「ああ。付き合ってるって訳じゃないけど、よく2人で飲みに行ってるよ。」
Well done!
Do you think that she feels the same way?
『おお!やるじゃん! で、いい雰囲気になったりする?』
Not really. We laugh a lot together and drink until last train every time, though.
「いや、それが全然。。毎回、盛り上がって終電ギリギリまで飲んで帰るんだけどね。」
For real!? And then?
『え!マジで!? その後は!?』
I don’t have enough guts to go to the next step.
When we miss the last train, I want to take her to my room instead of drinking until morning.
「ちょっと根性無くて踏み込めなくて・・。
終電逃した後、朝まで飲むんじゃなくてホテルに誘いたいんだけどね。」
What are you doing? Just take her, that’s it!
If she doesn’t care about last train, it is obvious that she is in the mood.
『何やってんだよ。もう行けよそれw
相手が終電気にしてないんだったら、そりゃ分かりやすいOKサインだよ。』
Oh… I’m afraid if she refuses me.
Besides, we are not really dating yet.
「いや、断られたらどうしようかと・・・。
それに、まだちゃんと付き合ってるワケじゃないし。」
No worries. If she looks into it, no problem.
Whether you’re in love or not, just go.
『大丈夫。OKサインが出てるんだったら問題ない。
付き合っていようがいまいが、そのまま行け。』
But, I’m not hundred percent sure if she likes me…
「でも俺の事好きなのかどうかもよく分からないし。。」
Don’t worry about it. you are too afraid of her reaction.
To tell the truth, it is quite common to fall in love after sleepover. even if she isn’t sure about her feeling towards you.
『気にするな。というか丁寧にステップ踏み過ぎだ。
実際、そこまで気持ちが固まってなくても、「お泊りした後に好きになる」ってのはよくあるぞ。』
Really?
「え? そうなの?」
Apparently, there are a physiological researches about it.
Although, the truth is “hooking up with someone I’m not interested”, you trick your brain like “it was with someone I like”.
People will try to reduce this dissonance to relieve the discomfort.
The fact that “I got laid with him” was unconsciously interpreted as “I love him, so I got laid with him”
No one want to be considered as easy girl who bangs with everyone, and even herself doesn’t want.
『ああ。心理学的なアプローチからも、それは正しいらしい。
「好きな人とお泊りする」ではなくて、「お泊りした人を好きになる」というステップだな。
事実は「好きではない相手とお泊りした」かもしれないが、認知としては「お泊りは好きな人とする」というものがある。
ここに認知的不協和を解消する思考が働く。
「私はこの人とお泊りをした」という事実は「私はこの人の事が好きだからお泊りをした」と本人が無意識に解釈するわけだな。
誰だって自分が誰ともお泊りするような軽い女と思われたくないし、自分自身でも思いたくないからな。』
It sounds too pushy, I’m not sure if it’s OK.
「何か強引な気が・・・本当にいいのか。それで」
No problem, just got for it.
Actually, if she seems like not to care about last train, drink until you guys miss it on purpose.
Then, “Oh! we missed last train, I didn’t notice it. Why don’t we have a drink at other place?” you can say something like that.
And after buying some drinks and snacks at convenience store, go to your room without asking whether she is OK or not as if you guys go to after party.
『問題ない。行け。
ってか、終電気にする素振りがないなら、わざと時間を気にせず終電逃す時間まで飲んどけ。
んで、
「あ。気が付いたら終電無くなってる。せっかくだし、もう少しゆっくり飲みなおさない?」とでも言って、コンビニで酒とつまみを買った後、いいともダメとも聞かずに、二次会でも行くようなノリで、しれっとホテル入っとけ。』
What? We are not dating yet.
「え・・? まだ付き合ってないんだけど・・・」
Don’t worry.
If she hesitates to go, tell her “But, there is nowhere else to go. This is the best place to relax. Let’s enter.”
And, put your arm around her shoulder or take her hand, then take her to your room.
『大丈夫。断られたとしても、
「といっても、他に行くところ無いし、ここが一番ゆっくりできるから、こっちにしよう。」
とでも言って肩を抱くなり手を引くなりで連れ込め。』
Well.. But, I’m afraid that she might say “I don’t want to do that kind of stuff with someone who is not my boyfriend”
「いや、彼氏じゃない人とそういう関係になりたくない、って言われたら悪いし・・」
In that case, make it clear. You can say
“I have been in love with you for a long time. I never feel you are just my friend.”
or
“I’m not playing game. I want you to be my girlfriend.”
Don’t play dumb. tell her clearly and look her eyes.
You don’t want her to be your friend with benefits do you?
『そん時は、はっきり伝えろ。
「ずっと前から好きだった。ずっと前から、そういう関係になりたいと思ってた。」
とか
「遊びじゃないし、軽い気持ちでもない。彼女になってほしい。」
とか。
変にはぐらかしたりせずに、堂々と、相手の目を見て言え。
別にセフレにしたいわけじゃないんだろ?』
Yeah… of course.
「も・・もちろんだ。」
Then man up!
I will tell you the most important point.
If you want to get the girl you like, “Don’t miss the chance”
If she give you the OK sign, you have only one option. GO!
To be honest, the ok sign could be that she only lost herself for a moment and gave into temptation.
But, even in that case, you are winner if you get the chance.
『だったら男見せろ。
1つ大事な事を教えてやる。
惚れた女ゲットするのに一番大切な事は「チャンスを逃さない事」だ。
相手がOKサインを出してきたなら選択肢は1つだ。行け!
ぶっちゃけ、そのOKサインが、ただの気の迷いの場合もある。
が、そんな場合でも、チャンスをモノにしてしまえば勝者だ。』
It seems pushing her too much.
「ご・・・強引すぎやしないか。。」
That’s the point.
Sometimes you need to be a man who can be pushy.
Don’t try to get her consent every time you ask her “why don’t we go to my room?”
Just take her in.
『やかましい。
時には強引とも取られる男らしさは必要だ。
いちいち「ホテル行かない?」とか同意を取ろうとするな。黙って連れ込め。』
Are you serious…
「えぇ・・・」
To start with, you don’t know how long you have the chance, right?
She might start dating with another guy in one month, or she realizes she doesn’t like you in that way.
After all, you may end up being in friend zone if you do nothing even if she let her guard down.
If you find a chance, go for it!
『そもそも、そのチャンスがいつまであるとは限らないぞ?
1ヵ月後には他の男から告白されてOKされるかもしれないし、冷静に考えるとお前の事が好きじゃなかった、って立ち返る事だってある。
何より、隙を見せているのにずっと何もして来ないままだと、完全に友達認定されてナシ判定されるぞ?
チャンスが見えてんなら男らしく突撃して来い。』
Are you kidding me…?
「何か面白がってないか・・・?」
Not at all.
If it works out, your life will change completely.
It is not only about dating with the girl you love.
It’s about making effort and getting what you really want. That is a huge confidence booster.
The worst thing you can do is taking no action, and missing the chance.
GO!
『いや、そんな事ないぞ。
それに、上手く行ったら、お前の人生は劇的に変わる。
「好きな子と付き合えた」という事だけじゃない。
「努力して、本気で欲しい物を手に入れた」という事実は、大きな自信に繋がる。
上手く行かなかった場合でも、その失敗を糧に、また次に進む事ができる。
最もやってはいけない事は、何も行動を起こさずに、チャンスをみすみす逃してしまう事だ。
行け。』
Oh… All right!
I’ll give it a go.
「わ・・・わかった。
ちょっと頑張ってみるわ。」
If it doesn’t work out, I invite you for a drink.
『まぁ、上手く行かなかった時は、ヤケ酒に付き合ってやんよ。』
I’m getting cold feet.
I’m not sure if I can do it.
「うわー。ソワソワしてきた。
本当にやるのか・・・?」
No problem. You will get it!
So, let’s toast for your best!
Drink up!
『大丈夫だ。絶対上手く行く!
さー、成功を願って、乾杯だ!
今日は飲み明かそうぜ。』
ダイアログの補足
会話中『お泊り』という表現を使いましたが、「野郎同士の会話だと、そんな表現使わねーよな。」と思いつつも、なるべく原作に沿うためにその表現にしました。(おそらく、Youtube 向けにソフトな表現にしているものと思われます。)
「好きになってからお泊り」ではなく、「お泊りをしたから、好きという感情が芽生える」のくだりは、思い当たる節がないわけではないが、その人がメインで所属する社会的集団(正確には社会的集団における価値観)も大きく影響するし、個人差によるところも大きいのでは? と思いつつも、この場面においては真理として扱う事にします。
ワンナイトの相手が必ずしも恋愛対象になるとは限らないし、「まぁ、OKかな」と思ってお泊りするも、ベッド上で変な部分が露見したり、その後のスタンスや態度で、「やっぱコイツねーわ」ってなる事は普通にあるし。
とはいえ、不確かな事だろうと自信持って堂々と言い切る事は、こういう場面においては非常に重要なので、結論をはっきりさせない遠回しな表現は避けました。
『かのかり』に学ぶ恋愛哲学
話が逸れますが、週刊少年マガジンで連載中の『彼女、お借りします(通称:「かのかり」)』という漫画が、結構好きです。
主人公は大学生になって彼女ができたものの、あっさりフラれて失意の中、「レンタル彼女サービス」なるものに手を出し、そこで出会った少女が大きなきっかけとなり、色々と人生が変わってく、というストーリー。
主人公の和也君は、元カノの事を忘れられずにいつまでも引きずっていたり、性格の悪い女に振り回されて右往左往してたり、決めるべきところでビシッと決められなかったりと、とにかく女々しくてみっともないのですが、それでも好きになった子のため努力しよう、少しでもカッコよくなるために自分なりに頑張ってみようという姿勢は好感が持てるし、何よりそういうカッコ悪いフェーズ経て泥臭くてでも進んでいかないと、成長していい男になって惚れた女の心をゲットする事なんてできやしないので(一部の生粋のモテ系男子を除く)、どこか見守ってあげたくなる所があり、何より過去の自分とも重なる部分があって、妙に親近感を持ってたりします。
特に、和也君が決心を固めてなりふり構わず走って行き、本気で好きになった女の子の所に告白しにいくシーンは、思わず拳握って応援したくなるほどの胸熱シーンなので、気になった方は是非コミックスを手に取ってみてください。
そのシーンの、走りながら過去のシーンを回想しているモノローグ、
「会えないときは何をしているか不安で
会っていても嫌われていないか不安で
でも、君の笑顔を見ると、そんな事はどうでもよくなって・・・
のくだりは、「クッソ分かるわボケェェェェ!!!!」となって、思わず少年マガジン握りつぶした。
ただ、「この人しかいない!」なんて言ってる状態は、だいたい極端に視野が狭くなっているか、脳内麻薬でラリって冷静な判断が出来なくなっているかの可能性の方が高く、だいたいロクな結果にならないと思うのですが、それが良くない状態だというのは恐らく経験からしか学べないので(その状態だと、他人のアドバイスなんて聞く耳持たないだろうし)、結果が出るまで走り切ってもらい、後でフォローしたりヤケ酒でも付き合ったり、というのが友人としてのベストな立ち位置なのではないかと思います。
そんな作品ですが、作中で八重森(やえもり)というキャラが、めちゃくちゃいい事を言ってます。
「”欲しい物” を手に入れるのは
力のある者じゃなく機を逃さなかった者っス!」
この意見には首がもげるぐらい同意する。
ダイアログでも触れたが、最も重要なのは、イケメンである事でも金持ってる事でもなく、チャンスを逃さない事。
そして、チャンスを見つけたら、ありったけの勇気を振り絞って踏み込む事。
女性だと多くの場合は告白を受ける側になるので、ガチ惚れした子を目の前にして最初にそのステップに踏み出す事にどれだけ勇気が必要で、どれだけヘビーなプレッシャーに耐えながら突き進んで行かなければならないのか、情報発信者が女性の場合だとその辺の感覚まではカバーしづらかったんじゃないかと思う。
が、個人的には超重要項目だと思っているので、会話の中に盛り込む事にしました。
それ以外の所でも元の動画では言ってない事も色々と書いてますが、参考にしたとはいえ情報発信者が自分となってブログに書く以上、「いや、これ俺の意見じゃなくて、参考動画でそういってるだけだから。」という、みっともない言い訳ができる余地を作りたくなかったし、何より情報を鵜呑みにするのではなく自分の腑に落ちる形に落とし込んでから発信する必要があると考えたので、この形に落ち着きました。
「ホテル」の表現について
お気づきになられたかもしれませんが、会話では「ホテル」を「my room」と表現を変えています。
実はラブホは日本特有の文化で、そういった施設は海外ではあまり見られないらしいです。
(友人はスペインの前はオーストラリアに住んでいたが、どちらも無いらしい)
「hotel」という表現を使うと、「(2人で旅行に来てて)宿を取っていて、そこに行くのかな?」といったイメージとなってしまい、かなり意味合いが違ってくるので、ここでは「my room(部屋に連れ込む)」という表現にしました。
「ラブホが無いなら、どこでそういった行為を?」
と疑問に思って聞いてみたのですが、スペインでは主に自宅か車になるらしい。
なので、クラブに車で来ている人は「あー。そういう目的かなー。」と判断されるらしい。
この辺の文化の違いについては、掘り下げてみると色々と面白い事が分かりましたが、書き始めると結構なボリュームになったので、次回のテーマとして個別に取り上げてみたいと思います。
単語集
friend with benefits
セフレ。(”sexfriend” という表現は見られないらしい)
play dumb
はぐらかす、ばかなふりをする
man up
男らしいところを見せる
OK sign
OKサイン(英語でも、そのまんま)
lost oneself
気の迷い
gave into temptation
魔が差す
push 人
(人)に強引する
pushy
強引な
friend zone
友達ゾーン
guard down
隙を見せる(反対語は、guard up 例:she put her guard up)
huge confidence booster
自信をつける
I’m getting cold feet
ビビる。逃げ腰になる。「I’m getting nervous.」でも可。
「お泊り」のバラエティ豊かな表現
make out – やる、というよりかはいちゃいちゃするというニュアンス。フォーマルな表現
after on night stand – ワンナイト
bang – お泊り(スラング)
sleepover – お泊まり
spending a night together – お泊まり
hook up – お泊まり
netflix and chill – お泊まり
get laid – お泊まり
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