先日、こんなの書きました。
【 要約 】
オンライン英会話をやってみたけど、毎回、違う講師とその場限りの会話をする方式が肌に合わない!
よし 、専属で教えてくれる先生を探そう!
という事で探してみたところ、幸運なことに、定期的に英会話を教えて頂ける方を何人か見つけることができました。
話しやすいだけでなく、とても人間的魅力に溢れ、私がブログやWebサイトで発信している内容についても関心を示して頂けた方なので、今後もいい関係を継続し、長くお付き合い頂ければと思っています。
「じゃ、オンライン英会話(DMM英会話)の方はどうしよう?」と思ったのですが、まだ退会まで時間があるので、そっちは別のスタンスで進めてみようと思いました。
オンライン英会話の進め方における、スタンスの違い
オンライン英会話を進める時、レッスンの進め方を悩む人は多んじゃないかと思う。
具体的には、以下スタンスの違いで。
- 正しい表現は置いといて、カタコトの英語でいいから、話を進める事に注力する
- 正しい文法・正しい言い回しはどうなるのか、という事を常に意識しながら会話を進める。間違っていればその都度訂正する
どちらが正しいのかは、正直なところ、よく分からない。
が、「1」の方針をお勧めする先生が多いんじゃないかと思う。
(実際、そっちが正しい気がする。)
「1. 正しい表現は置いといて、カタコトの英語でいいから、話を進める事に注力する」という方針
定期的に英語を教えてもらっている先生については、この方針で行く事にした。
(理由)
- 先生が、このスタンスを推奨している
- 話したい事や聞きたい事が色々出てくる
- 先生の人柄や、やっている事にも興味が尽きない
話を中断してでも正しい表現をその都度習うよりも、会話を進める事に重点を置くスタンス。
これはこれで大事な事だと思う。
が、DMM英会話については、別の活用をしてみようと思った。
「2. 正しい文法・正しい言い回しはどうなるのか、という事を常に意識しながら会話を進める。間違っていればその都度訂正する」という方針
カタコトで文法が怪しい英語でも、伝わるといえば伝わるんだけど、それが本当にいいのか、どんどん不安になってくるのは、英語学習者にとってありがちなんじゃないかと思う。(自分も思いっきりそんな感じ)
「気にしなくていいよ!後から直していけばいいから!」という意見の先生も多いと思うが、やはり不安感は拭いきれない。
なので、DMM英会話の方では、こっちのスタンスで進める事にした。
具体的には、相手の事が分からなかったら何度も聞き直し、時にはチャットスペースに書いてもらい、自分の言いたい事を上手く表現できない場合、正しい内容をその場で先生に聞き、メモする。
会話の流れがブッた切られようが、お構いなしだ。
「そんな事してたら、レッスン中に教材が終わらないんじゃないの?」
と思われるかもしれないが、全くその通り。
というか自分は
「教材をレッスン中の時間内に終わらせる事ができるか」
という点には、一切主眼を置いていない。
教材を終わらせる事に重点を置いてしまうと、
「100の量をこなしたが、ほとんど記憶に定着させる事ができなかった」
という状態になりがちだ。教材で扱うテーマなんて、大部分は興味のない出来事だし。(※ブログ主の場合)
それよりも、レッスン中に「この表現は日常生活でも使いそう!」という部分を積極的に拾い、適切な場面で自分の口から出てくるように、自分の引き出しとしてストックしていく事を心がけることにした。
例えば、
「プラスチックの消費量は増え続けています。この問題について、あなたはどうお考えですか?」
みたいなセンテンスはバッサバッサ削っていく感じです。どんな間柄の相手にもしねーよ、プラスチックの話とか。
一応、オンライン英会話のレッスンの進め方について、そうする事にした理由はいくつかある。
講師は、生徒の成長に責任を持つ必要がない
講師は生徒に対して専属で付くわけではなく、生徒側が空きがある講師を選択し、その場限りのレッスンをする事になる。
システムとしては便利なんだけど、色々な弊害もあると思う。
まず、この方式だと、講師側は生徒の成長に責任を持つ必要はない。
どういう事かというと、
『あらかじめ目標設定し、○月×日までに達成する!』
といった感じで最初から目標設定をしている方式だと、講師側の熱の入れ方は違ってくると思う。
目標達成をするための行動は講師側も積極的に協力する意思が働くだろうし、目標を達成できなかった場合は講師側の責任がゼロと言い切る事は無理があるからだ。
しかし、『毎回、その時に空いている講師を選択する(レッスンのたびに講師が変わる)』という方式だと、『目標を設定し、講師にも協力してもらう』という進め方は不可能に近い。
1コマ25分のレッスン中において、生徒の目標・現在地・苦手な部分を把握し、今回のレッスンはどのように進め、どこまで達成させるか、という事なんて考える余裕なんて無いだろうし。
そうなると、講師がこなすべきタスクは、「25分のレッスンを無事に終える」という事になる。
生徒がレッスン中に何を学び、どんな事を成長の糧にしてきたか、という事なんて、全く興味がない講師も多いと思う。(少なくとも、自分はそう感じた)
それなら、レッスンにて何を学ぶかは、生徒自身で決めていく事が重要になってくる。
サービスの提供側も、
「こういうカリキュラムで、こういったレッスンをこういう進め方で○ヶ月続ければ、これだけ英語が話せるようになっています。」
といった感じ、計画性を持ったレッスンを提供しているわけじゃないし。
毎回、違う講師と、その場限りのワンタイムの会話をするとなると、会話の質をや深さを追求していく事は不可能だ。
それなら、会話の深さを追求していく事は最初から諦めて、「正しい表現や言い回し」を学習する事に注力しよう。と割り切った。
レッスン内容が良かった講師を毎回予約できるわけではない
「いい講師がいたら、毎回その講師にお願いしたらいいんじゃない?」
という疑問を持ったかもしれないが、実はそれがシステム上できないようになっている。
どういう事かと言うと、一度レッスンを受けた講師は、たとえ講師に空き時間があったとしても、しばらく期間を開けないと予約ができないようになっている。
(システム上は、「予約可/予約済」の判定すら出ないため、あたかも講師の空き時間そのものが無いように見える)
おそらく、特定の講師に人気が集中し、一部の生徒がその講師のレッスンを押さえて他の生徒が受けられない事態を防止するための運営側の計らいだと思う。
そうなると損をするのは、生徒の事を考え、質の高いレッスンを提供しようと熱心に考える講師側だ。
生徒が、「また、この講師のレッスンを受けたい!」と思えるようなクオリティのレッスンを提供できたとしても、システムがそれを許可していない。
いい講師には指名が殺到し、それが講師の報酬にも反映されるようなシステムであれば、講師側もクオリティの高いレッスンを提供しようという意思が働くと思うが、DMMオンライン英会話では、それと真逆の引力が働くようになっている。
つまり、
「1コマ25分のレッスンを、適当にこなしておけばOK(とにかく手を抜いて、労力が最小限になるようにしよう)」
というスタンスでレッスンを提供する講師が居ても、何ら不思議が無い状態になっている。
システムに問題がある以上、講師側にどうこう言うのは筋違いだ。
クオリティの高いレッスンを提供する事に講師側がメリットを見出しにくい状況であるなら、そこは割り切ってしまおう。
少し寂しいが仕方ない。
機械的に対応する講師と当たるのが避けれられない
上でも触れた通り、
「1コマ25分のレッスンを、適当にこなしとけばいいや。」
と考える講師が居ても何ら不思議は無い状況にあり、それが全力まで振り切った講師というのは、残念ながら存在する。
そんな講師に当たってしまったら「あー。今回は運が悪かったなー。次はこの講師を選択しないようにするか」と考えるも、悲しいことに DMMオンライン英会話サービスは、ハズレ講師をフィルタリングする機能は存在しない。(サポセン問い合わせ済み。この点は、システム的に物凄い不満)
「過去に当たった、質の低いレッスンしか提供できない講師」なら、「選択しない」といった方法で避ける事は可能だが、選択した事のない講師が、どんなスタンスでレッスンに入ってくれるのかは完全に運任せだ。
一応、講師の評点が付けられるようになっていて、生徒が講師の良し悪しを判断できるようになっている機能が付いているが、正常に機能しているとは言い難い。
星1~星5の評価となっているものの、ほぼ全員の講師が、星4.5 くらいで、最早、何の判断基準にもならなくなっている。
「質の悪いレッスンしかできない講師は、どんどん低評価が付き、予約が入りにくくなる」
というシステムになっているなら、講師側も明らかに手を抜いたりはしないと思うが、恐らく運営サイドは
「どの講師も、まんべんなく予約が入るようにする」
という方向性にしようとしている。
そのため、質の悪い講師をフィルタリングする機能が非常に弱くなっている。
結果的に、利用者は質の悪い講師に当たる事が避けられない状況にあり、そんな講師と当たってしまった場合、こちらも機械的に会話をし、極力ストレスを溜めない事を心がけつつ、最低限、何か1つでも持ち帰ろう。と、割り切ったスタンスでレッスンに臨むケースも必要になってくる。
真っ当に会話する事が難しいなら、せめて正しい表現の1つでも持って帰る事を考えるようにしよう。
おわりに
そんな感じで、英会話の学習のスタンスを使い分けてみる事にしました。
どの程度の効果があるのか、もしくは無かったのかは、しばらく実験した後に書いてみようと思います。
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