英語で日記を書き続けて400日以上経過しましたが、話す方は全然ダメなので、オンライン英会話サービスを利用してみました。
めちゃくちゃいっぱいあって、群雄割拠ですね。
【2020年】本当におすすめできる人気のオンライン英会話20社を徹底比較!
ちなみに、オンライン英会話サービスを始める前の英語力、こんな感じです。
- 英語で話しかけられるとフリーズする
- 英語で話しかけれられても、80%以上はちゃんと聞き取れない
- 聞き取れた内容も、それを脳内で意味として理解するのに数秒かかる
- 基本、話したい内容が口から出てこない
つまり、会話に関わる能力は全部ダメという状態。
一応、読み書きは少しは何とかなるし、本業がエンジニアなので英語で解説している動画は割とよく見ているので、少しは何とかなるかと思いきや、よくここまで悲惨な状況になるな、思ってしまう。
ちなみに、これを書いている時点で、毎日英語で話す事を1ヶ月続けておりますが、せいぜいテンパる回数が減ったという程度で、劇的な改善は特にありません。
それでも、「自分には、こんなサービスや進め方が合ってるんじゃないか?」という所が見えてきた所があるので、書いておきます。
ブログ主の学習スタンスと近い方であれば、何かしらの参考になるのではないかと思います。
また、このエントリは、それぞれのサービスを比較して、「このサービスがおすすめ!」という内容ではなく、「自分の学習スタンスに合わせて、こういった方向性のサービスを選ぶことにしました」という内容です。
日本語が話せる人から習う
伝えたい内容を、そのまま英語としてダイレクトに伝える事ができればそれがベストだけど、現在の自分ではそれが出来ない。
そのため、どうしても
「日本語で伝えたい内容を考える」→「英文を作る」
というステップを踏むことになってしまう。
これがなかなか曲者で、色々と障壁になってしまう。
例えば、「何で英語勉強しているの?」という質問に対し、
『エンジニアやってると英語に触れる機会が多いので、ついで英語を真剣にやっとこうかと思いました。あと、英語できると色々とチャンスが増えますし。』
という事を言おうとしたら、
「(この “ついでに” って、英語でどう表現するんだ? )」
と疑問に思ったところで、それを日本語が分からない先生に伝えるのは相当難易度が高い。
他にも、レッスン終了時に
『次回もよろしくお願いします。』
という事を言いたかった時、それを英語で言うとどんな表現になるのか、英語で質問するのは困難を極める。
自分は日本語しか話せないので、どうしても頭に浮かぶのは
『日本語で表現できる内容』
に限定される。
この『日本語で表現できる内容』が、そもそも英語圏の文化に無い場合、質問文を作りあげることすら難しい。
身振り手振りやカタコトの英語で乗り切る事は可能だが、それがレッスンにおいて良い事とはとても思えなかった。
もちろん、旅行中などで、その場を凌ぐ事を第一目的とするなら「雑でも適当でも、伝わればオッケー!」という思想は全然アリだけど、わざわざお金払ってレッスン受けているのに、正しい表現を学ぶ事もなく、毎回適当な英語で乗り切るというのが健全な学習方法とは思えん。
毎回、変なもどかしさを抱えるよりも、日本語および日本の文化を熟知している先生に、
「『次回もよろしくお願いします。』って言おうと思ったんですけど、英語だとどんな表現になるのでしょうか?」
と、その場でダイレクトに質問できる方が気持ちいい。
また、外国人講師からは『その言葉が、どんな印象で受け止められるか』という事を学習する機会が非常に乏しくなる。
例えば、「なぜ日本に来たのですか?」という事を聞きたい場合、日本の学校で教育を受けている人が思い浮かぶのは、「Why did you came to Japan?」といった英文になると思う。
が、「Why」は、実際はかなり強い印象を与える。
例えば、子供が物を壊してしまった時、「何でそんな事をしたの!」と問いかける事があると思うが、「Why」は、こうった場面で使われる。(質問に、ある程度の強制力が伴う)
ニュアンスとしては、「何故、悪い事をしてしまったの!?」という感じになり、上記の例だと「お前、何で日本に来たんだよ?」といった印象を与えかねない危険性を含んでいる。
ちなみに「なんで日本に来たの?」という質問は、別に問い詰めているわけでもなければ、相手の行動に疑問があって、それを解決したいというわけではなく、ただの話題の1つで、「相手は答えてもいいし、答えなくてもいい」という状況の質問のはずだ。
この場合、「What brought you to Japan?」という聞き方が、相手に失礼のない質問の仕方となる。
オンライン英会話の講師と話している場合、多少失礼な言葉を使っても、「あー、言いたい事は伝わってるからいいか。」と、スルーされる事が多い。
何故なら、いちいち説明するのが面倒臭いから。
基本的な会話すらままならない人間に上記のような事を説明し、理解してもらうのは極めて困難だ。そんな余計な事をして時間を浪費するよりも、レッスンのカリキュラムを進める事を優先する心理が働くのは仕方ないと思う。
そういった点でも、日本人講師を選択できるサービスに限定しようと思った。
テキストに沿ったレッスンをメインとするサービスは避ける
いくつかのシチュエーションが用意されていて、その受け答えが用意されている場面がテキストに書かれていて、それをロールプレイするレッスン。
例えば、
「道を聞かれた時」
「ハンバーガーを注文する時」
「友人と久しぶりに会った時」
といった状況が用意されていて、2人の登場人物のセリフを交互に喋る、といった内容。
正直、こういった台本通りの受け答えができるようになったところで、現実で応用できる気がしなかった。
台本通りに話す事は上手くなるとは思ったが、現実世界で自分がその状況になった時、自分の言葉でその状況を乗り切れる気がしなかった。
例えば、「道を尋ねられて、それに答える」という内容の場合、
「信号を右に曲がって、まっすぐいって突き当たりを左に行けば、駅に着きますよ。」
といった、いかにもテンプレートといった回答が用意されているが、このセリフを現実で使える人が一体どれだけいるというのだ。
実際、自分が外国人から道を尋ねられた時って、こんな感じだったぞ。
(場所:博多)
「小倉城に行きたいんだけど、どう行けばいいのかな?」
『めっちゃ遠いよ。もしかして自転車で行くつもり?(彼は自転車に乗っていた)』
「もちろんさ!」
『絶対におすすめしないよ!車でも1時間以上かかるよ! 新幹線使った方がいいって!』
「そうなの?」
『そうだよ!博多駅はあっちの信号を左に行ってまっすぐ行ったら見えてくるから・・』
「OK!わかったぜ。(あさっての方向に自転車で走り去る)」
何が言いたいのかと言うと、
『現実の会話なんて、テキスト通りに進む事なんて、ほとんど無いのではないだろうか?』
という話で、テキストに沿った会話の練習をするよりも、特定の状況は想定せず、毎回フリートーク形式にして、
『自分が話したい内容や、話すべき内容を、自分の言葉で話す練習をする』
という方向にした方がよくないか?
と思い、そういう形式が選択できるサービスにする事にした。
とっさの状況で出てくる言葉は、テキスト通りに学んだ内容ではなく、自分の意思で自分の言葉で発した内容だ。
ボクシングやってて、『実戦でパンチを打てるようになるには、実践を重ねていくしかない』という事を学んだ。
そして、それは英会話においても適用されるんじゃないかと思っている。
独自のメソッドについては避ける
自分が体験したのは、「QQ English」等が提供している、「カランメソッド」という方法。(提供元は他にもあるけど割愛)
簡単に言えば、レッスン中に講師が同じような質問をテンポよく投げつけて、それをリズムよく返していくという、卓球の壁打ちみたいな感じなんだけど、どうにも肌に合わなかった。
というよりも、これを続けていった先に、英語が話せるようになる未来がイメージできなかった。
(もっと続けていけば、また違った感覚が出てきたのかもしれないけど)
実際、全く異なる質問が矢継ぎ早に飛んで来る状況なんて日常生活においては考えにくいし、
「これはペンですか?」とか「赤のペンはどれですか?」といった質問なんて、現実でそんな会話するの? という雑念が湧いてきて、レッスンに集中できなかった。
もちろん、この練習方でも英語力を上げることはできると思う。
が、メインで向上するのは「レッスン中の受け答えが上手くなる」という能力なんじゃないかという感覚があった。
何かの野球漫画で
「 “練習が上手くなるための練習” なんかやってどうすんだよ。(実践を想定した練習をしろよ)」
というセリフがあったが、それに近い感じだ。
(うろ覚えだけど、「Dreams」という漫画だったと思う。)
レッスンの内容と、現実世界の会話の乖離を大きく感じてしまい、「この方法でやっていきたい」というモチベーションが保てなかった。
元々、英会話サービスのレッスンにおいて、向上するのは「英会話能力」よりも「英会話レッスンにおける会話の能力」なんじゃないかという感覚があったんだけど、カランメソッドについては、その傾向を、より強く感じた。
(※完全に個人の感想です。カランメソッドは研究に基づいて考案されたマトモな学習法です。単にブログ主との相性が悪かったというだけで、カランメソッドを否定する気は一切ありません。)
結論
と言う感じで色々試した結果、上記の条件を満たすサービスを選定したところ、DMM英会話に落ち着きました。
が、そのDMM英会話も、近々退会予定。
別にDMM英会話のサービスが悪いという言うわけでなく、オンライン英会話サービスそのものについて、自分の学習スタンスとの相性の悪さを感じ始めたので、別のアクションを起こそうと思った。
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