英語日記をチャット形式で書いたら、想像以上に大きな学びがあった

diary3 英語学習
「英語で日記を書く → 先生に添削してもらう」
というサイクルを続け、400日が経過しました。
日記は初日から全部公開しています。
kaki en talk ~英語が苦手な日本人エンジニアが書く 英語の日記~ (解説付き)
English diary written by a Japanese engineer who is still learning English.

最初は普通に日記を書いていたのですが、今後伸ばしていきたい英語スキルの方向性を考え、書き方を改めてみることにしました。
具体的には、「文章を書く」というよりも、「会話をしているかのように書く」というスタイルに切り替えてみました。

自分で言うのも何ですが、400日英語で日記を書き続け、得られたものと得られなかったものを分析し、なぜチャット形式の日記に切り替えたか、経緯と理由の詳細までを書いた、読み応えのある内容になっていると思います。

結論としては、チャット形式で書いた日記は、絶大な学習効果があると感じました。

個人的には、
「これは英語学習における、革新的な大発見では?」
と思えるぐらいの学びがあるので、その効果をご紹介させて頂きます。

名称が無いと非常に不便だったので、以下、
『チャットスタイル日記』
という名前で書いています。

「文章では使うが、口語ではあまり使わない表現」を学習できる

日記を書く時、「Recently」や「Specifically」といった表現を結構使っていたが、口頭では、ほとんど使わないらしい。

これらの単語のように、『文章にすると自然だが、話す時にはあまり使われない言葉』の違いは、意外と学習機会が少ない。

まず、英会話レッスンをしていても、これらの表現について指摘されることは、ほぼ無い。
なぜなら、違和感は感じるかもしれないが、”意味が通じる” から。

オンライン英会話の講師は、生徒の成長を促す存在ではなく、単にレッスンをパートタイム感覚でこなす存在だ。(多分)
わざわざ指摘してレッスンを遅延させる事などしたくないという事だろう。

仮に自分がオンラインで日本語を教える立場で、同じ様な状況に遭遇したとしたら、「(意味は通じるから、まぁいいか。)」 と、気にせずに会話を継続すると思う。(少なくとも、DMM英会話のように、生徒の成長に責任を持つ必要がないレッスンなら)

オンライン英会話教室の講師に、その辺のクオリティを要求するのは難しそうな気がするので、それを学習できる機会は非常に大きいと思った。

意見の交換ができる

例えば、このエントリ。

British national character

【 内容 】

オンライン英会話レッスンって、1コマ25分だとすると、
日本人講師は25分にクロージングを始めるけど、外国人講師は 24分30秒あたりからクロージングを始めるんだよね。国民性の違いかな。

ちなみにイギリス(先生の住んでいる場所)の学校の先生は、どんな感じなの?

という会話を皮切りにした内容。
会話が「自分 <--> 先生」間で何往復かしており、回答が得られただけでなく、先生の独自の視点を持った意見が返ってきたり、それに応えて自分も返信したりと、めちゃくちゃ勉強させてもらった。

英語で会話する時、以下の点で困る事は非常に多いと思う。

  • 自分が伝えたい事が、どんな言い回しになるのか思いつかない
  • 相手の言ってる事が、正確に聞き取れない

チャットスタイル日記だと、上記の問題を見事にクリアできる。

そう。こっちは別に多種多様な人と、「What is your favorite food?」という会話がしたいわけじゃ無いんだ。

「会話」は、お互いの意見や価値観をぶつけ合い、お互いの理解を深めていく行為だ。
ただ、現在の自分にはそれができるだけの英語力が無い。それが非常にもどかしかった。もっと深い部分まで切り込んだ会話ができるようになりたかった。

これまで、ずっとその道筋が見えずにいたが、チャットスタイル日記は、確実にその一助になると確信した。

あとは日記に描いた内容を、実際の会話でもスラスラ出てくるように練習するのみ。
文章は既に会話用にカスタマイズしてある。
しかも書いた内容は、自分で考えた、自分の意見だ。
使う場面はきっと出てくるし、応用も利く。

「先生が使う表現」を吸収できる

英語で日記を書き続けると、ボキャブラリや表現は増えるものの、それはあくまで「自分が思いつく範囲」に限定される。

しかし、上記のように先生からのレスポンスをもらうと、「へー。こんな表現があるんだ。」と、『英語を自在に使える人は、どんな表現を使うのか』という事を学習し、それを残す事ができる。

当然、自分では思いつかない表現や言い回しがたくさん出てくる。
これは大きな学びだ。

普通に会話をしていると、リスニング力の弱さもあいまって、全てを吸収するなんてとてもできない。(私の場合)
そして、聞き取れなかった事をわざわざ何度も聞き返し、正確な内容を把握する、というのは、英会話では多くの場面において推奨されないと思う。

正しいとは思うんだけど、相手が言った事が「何となく分かった」という程度の理解度だと、自分が同じ状況になった時に、同じような返答をするなんてとても出来やしない。

レッスンの時間は限られているし、限られた時間内で出来るだけ多くの事を学びたいと思っている身としては、非常に大きなもどかしさを感じる部分だった。

が、チャットスタイルで日記を書く事で、これらの問題が一気に解消できる。
「会話がままならない状態だったとしても、ゆっくり文章を考え、正しい表現を学ぶ事ができる」
と、メリットづくしだ。

あとは、それが会話と同等のスピードが出せるまで高速化する練習をするのみ。

会話が弾む事がある

書いた内容が
「大した事書かなかったし、先生のリプライもらったら、今回は往復は無しかな」
といった事でも、先生から予想外に面白い情報が飛び出してきて
「え?何それ。もっと詳しく聞きたい!」
と、話を発展させたくなる場合が時々ある。

当然、会話を継続するために、知らない表現や単語を色々と調べる事になるが、「もっと詳しく聞きたい!」という好奇心が、学習のモチベーションを刺激する。

自分のこれまでの英語学習では無かった経験だ。
そんな感じで、意図せずに会話を継続したくなる出来事に遭遇する可能性があるというのは、とても大きなメリットだと感じた。
なぜなら、実際の会話においても、絶対に遭遇する場面だから。

ネタが作りやすい

例えば、このエントリ。

Adjusting lesson start time

「明日のレッスン、遅れるかも・・・。遅れそうになったら連絡する。」
という内容。

英語日記を書き始めたものの、速攻でネタ切れになり、わずか数日で終了。といったケースは珍しくないと思う。

が、チャット形式の日記だと、「先生に連絡したいけど、この表現で合ってるのか自信がない」といった、日常のちょっとした出来事ですらも、簡単にコンテンツにできる。

つまり、「これって英語でどう表現するんだっけ?」と思った出来事があれば、それをそのまま書くネタにできる。

しかも、そのフレーズを復習し、次に同じような表現をする時に再利用できるというメリットまで付く。
継続していくうえで、これはかなりのメリットだ。

まとめ

こんな感じで、自分にとっては効果抜群で、我ながら凄い学習法を考えついた思う。

自分が英語ペラペランになったら、今度は自分が添削する側に回ってみたいと思っているので、その時はどなたか実験台になっ・・・ゲフフン
一緒に学習するパートナーになってください。

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