英語で日記を書く → 変な部分は添削してもらう
というサイクルを始めて、200日くらいが経過しました。(2020年 4月時点)
日記を書き始めるにあたって、
「習慣化できるように、毎日惰性で書ける程度のボリュームにしよう」
と決めていたので、1日あたりの文字数はかなり少なめです。(たまに多い日もあるけど)
それでも自分にとって、かなり学びが大きかったので、そのメリットを書きます。
日本語と英語のニュアンスの違いを学習できる(主に文法)
要約すると、
『息子が Android アプリの「どうぶつの森」で遊び始めたので、自分もやってみた。
英語勉強中だし、言語設定を英語にしとくか。ついでにしずえちゃんのTwitterアカウントをフォローしとこう。』
・・・という内容。
ちなみにしずえちゃんと言うのは、どうぶつの森に出てくる超キュートなマスコットキャラで、初登場は確か「とびだせ どうぶつの森」。
そのタイトルでは、村長となって村を発展させていくプレイヤーを優しく導くだけでなく、一緒に盛り上げ、時には叱り、時にはドジな所を見せ、最も頼れる良きパートナーとしてゲームを盛り上げてくれる姿に愛着を覚えたプレイヤーは多いと思う。
猫派のあなたも、村長(プレイヤー)の後ろを、しゃんしゃんと鈴の音を鳴らしながら犬のようについてくる姿(実際に犬だけど)にメロメロになる事請け合いだ。
そんな感じで、こんな英文を書いていた。
Since I started “Animal Crossing”, I followed Shizue’s Twitter account.
「どうぶつの森」を始めたので、しずえちゃんのTwitterアカウントをフォローした。
ここで先生から添削が入った。
I followed (過去形)
→ I’ve followed (現在完了) か I’m following (現在進行形)
日本語だと “フォローした=今もしている” ですが、英語で過去形を使用するとあくまでも過去の話になるため、継続性を意識した表現が必要になります
こ・・・これは! 多くの日本人(自分含む)が苦手としている現在完了形の話じゃねーか!
そう。
「I followed」だと、「しずえちゃんのアカウントをフォローしていたが、今はしていない。」
という意味になり、
「I’ve followed」だと、「しずえちゃんのアカウントをフォローした。(今もフォローしている)」
という意味になる。
日本語には無いニュアンスだ!
通常、日本語で
「しずえちゃんのアカウントをフォローした」
と言うと、
「現在もフォローしている」
という意味で取られる事が多いと思う。(今回もその用途で使った)
が、それを機械的に英文にすると
「I followed …」
となり、それだと原文の日本語の意味が正しく表現されない。
(ちなみに、2020年4月現在、Google翻訳、Weblio翻訳、Deepl、どの翻訳ツールを使っても、「I followed …」となっている。)
原文の意味を正確に表すためには、先生の指摘の通り、
「I’ve followed」
と、現在完了形(または現在進行形)にする必要があった。
もう、目から鱗が落ちまくりだった。
過去形と現在完了形の違いを、自分の言葉・経験として理解できた瞬間だった。
日記を通して、その事を実体験として理解できた事は幸運だったと思う。
もう、先生には感謝しかない。
「意味は知っていても、自分の言葉として使えなかった言葉」が浮き彫りになる
要約すると、
『兄がボクシングを始めたらしい。
くそ。俺もまたやりたい。(学生のころやってた)』
・・・という内容。
そこで、こんな英文を書いていた。
I did it when I was a student.
学生の頃(ボクシングを)やってた。
すると、先生からこういう指摘が入った。
did it だと、“やったよ” や “終わったー” のニュアンスが強くなるので、“やっていたが、今はやっていない” の雰囲気を出すには、used to などに挑戦するとより良いかも。
ここでも目から鱗が落ちまくりだ。
当然、「used to」という言葉は知っている。書いてあったら読めるし、意味も理解できる。
が、それを自分の言葉として出せるには至っていなかった事が、はっきり分かった。
この経験を経て、
「以前、○○をやっていた」
という表現を言葉にする時、
「I did xxx」
という間違いはしなくなった。
そんな感じで、
「意味は知っていても、自分の言葉として適切な場面で使えなかった表現」
が、浮き彫りになってくれた。
不自然な表現・不適切な表現を矯正できる
例えば、この日記。
<内容>
『本日は、友人の結婚式に行ってきました。
友人から、彼女のトンデモなエピソードを聞くたびに、
「そんな地雷女、別れてしまえw」
と言っていたのですが、それを毎回ド直球に彼女に伝えていたらしく、新婦からの僕の印象は非常に悪かったようです。』
調べると、そういうページがあったから。
が、その部分には先生からアドバイスが入った。
land mine は直訳すぎて危険かも=通じない&戦争体験のある方々にはキツいので、troublesome girl/lady/womanあたりがオススメ
ここでも鱗が落ちまくりだった。
特に「戦争体験があるかどうか」という事を気にしながら話をする場面なんて、日本国内においては皆無に等しい。
英語圏で会話をする時には、こういう所にも気を回す必要があるのか!と学ばせてもらった。
そして、「land-mine lady」は不敵とのことなので、「troublesome girl」に直した。
こういう場面が頻繁にある。
例えば、
「watch SNS」
と書いたら、
「look at social media(SNSを見るという言い回しはしない)」
というアドバイスをもらった。
「continue」
という単語を使ったら
「 “continue” は、やや堅い印象があるので、日常会話では「keep ~ing」を使う方がいいですよ。」
というアドバイスをもらった。
こういった、ググっても翻訳ツールを使っても、なかなか得られない情報が得られるのは、とても貴重だと思った。
誤用されている表現を矯正できる。
例えば、この日記。
「太鼓の達人」にハマりまくってる息子(3歳)が、どんどん難易度を上げてプレイしてきたので、そのうち大会に出るぐらいのレベルになって行くのでは・・・?
という内容で、バンドの「ロードオブメジャー」にかけて、タイトルを「Load of Taiko Master」としていた。
が、表現について、先生からアドバイスをもらった。
ロードオブメジャーは間違った英語だったりします(笑) 正しくは、The road to ~ ですね。
なんてこった!
日本人の多くは間違えないか!?これ。
つーかバンド名が間違った表現って、どんだけ重い十字架背負ってたんだ!ロードオブメジャー!
そんな感じで、「広く知れ渡っているけど、実は間違っている表現」の矯正に役立ちました。
よく使う単語をあぶり出してくれる
人にはそれぞれ、口癖、思考パターン、よく使う言葉があると思う。
TOEICのテストにも、二人の人間が会話するシチュエーションの問題があるが、現実であの通りに会話が展開されるケースって、どんぐらいあるんや?
おそらく、そのまま役に立つ場面は皆無だと思う。
いざ、自分がその会話の相手だった事をシミュレートしてみると、
「自分ならこんな反応するな。」
とか
「自分だったらこういう言い回しにするな」
ってなると思う。
日記を書き続けていると、
「自分はこういう場面で、こういう言葉を良く使うんだな。」
という事がだんだん分かってくる。
例えば自分の場合、
「ハマる(be really into)」
や
「勢いよく(vigorously)」
といった表現を、割と使っている事が分かってきた。
そんな感じで、「頻出単語帳には出てこないが、自分が良く使う言葉」があぶり出され、重点的に記憶するべき言葉が分かるようになる。
自分の辞書として使える
過去に言葉を使った言葉にもかかわらず、
「こういう時って、なんて言うんだっけ?(どんな言い回しになるんだっけ?)」
という場面って、割とあると思う。
こうやってブログという形で残していると、過去に書いた日記から探し出す事ができる。(別にブログじゃなくてもいいけど)
新しい日記を書く場合、過去の表現から検索する事は結構ある。
書き続けるごとに表現の豊富さも増えていくので、継続のモチベーションにも繋がってくる。
まとめ
そんな感じで、色々な学びがありました。
自分にとっては得られるものが多いので、今後も継続していこうかと思います。
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