最近、仕事の BGM に、よくこれを聞いてます。
元ネタは、Helltaker というポーランドのパズルゲームで、「Cerberus Dance(ケルベロス・ダンス)」という曲らしい。
何だか妙な中毒性があり、作業の傍ら延々と聞き続けています。
セキュリティ用語の「ケルベロス認証」は、「Kerberos」なので、どっちが正解やねんと思って調べてると、「Cerberus(Kerberos) 」という表現が、ぽこぽこ見つかりました。
どうやら、どっちでもいいみたいです。マッハどうでもいい英語知識が増えました。
この動画、3人姉妹と思われるキャラがダンスをしているのですが、Youtube のコメント欄が妙に熱くて面白いです。
具体的には、「left:」「middle:」「Right:」と、各キャラへの印象を、何だかよく分からない表現を使って絶賛しています。
以下、コメントの抜粋です。
left: must protecc that smile
middle: Headpat waifu material
Right: ARA ARA
.
Left : want you to be gentle
Middle : want you to dominate
Right : WILL DOMINATE YOU
.
Far Right: Ara Ara Ceberus
Middle: Considerate Ceberus
Far Left: Wholesome Ceberus
継続的に英語学習をしていますが、「waifu」「Headpat」といった単語は馴染みがなかったので、調べてみました。
「waifu」は、まんま「ワイフ」で、日本語で近い表現を挙げるなら「俺の嫁」でしょうか。
「Headpat」は、「頭なでなで」でした。画像検索で探しても、意味が理解できるのではないかと思います。
「ARA ARA」は調べるのに結構時間がかかりました。「エーエルエー・エーエルエー」ではなく「あらあら」でした。
「あらあら~」という台詞が似合いそうな、お姉さんキャラを表すの言葉のようです。
オンライン英会話で、「日本のアニメを見て、日本語の勉強してる」という話題を振ってくれる講師と話す事があり、たまにびっくりするぐらい日本語が流暢な人が居たりします。
こういったスラングを調べていると、こういう学習法をしていると覚える単語がだいぶ偏ってしまう気がしましたが、学習を継続するうえでは好奇心を刺激し続けるのは重要なので、それはそれで面白いんじゃないかと思います。
以前、オンライン英会話で、日本のアニメの話をするのは結構楽しいのでオススメというエントリを書きましたが、やっぱり会話を楽しむ以上、どこか突き抜けた部分があった方が面白いです。
スラング検索サイト「Urban Dictionary」
そういった単語を調べていくうちに、とあるサイトに行き着きました。
「Urban Dictionary」という、主にスラングを検索するためのサイトです。
かなりの単語を網羅しているようで、上記で挙げた単語もヒットします。
スラングの検索には、このサイトを使えば1発で解決できそうです。
詳しくは後述しますが、スペイン・イギリス・フィリピン在住の友人にこの話題を振ってみたところ、全員が知っていました。
どうやらかなりメジャーなサイトのようです。
「Urban Dictionary」の、別の使い方
インドの開発チームのメンバーと雑談している時、この話題を振ってみたところ、この辞書サイトの面白い使い方を教えてくれました。
「人の名前」を入力すると、何だかそれっぽい説明が出てくる、という内容です。
インドのメンバーは、「俺の名前で検索すると、こんな説明文が出るんだよw」とリンクを送ってくれました。
日本の苗字・名前でもOKです。
私の苗字は結構珍しいのでヒットしなかったのですが、メジャーな苗字・名前なら高確率でヒットします。
そのインドのメンバーは、大学時代に友達同士で入力し、面白い説明が出てきたらそれを送って遊ぶという事をやっていたようです。
学習のみならず、そういう使い方にも活用できそうです。
「カレン」というクレーマーについて
その話をスペインの友人してみると、
「あ。『カレン(Karen)』って名前で検索してみて。」
と提案されました。
結果、こんな感じでした。
https://www.urbandictionary.com/define.php?term=Karen
すんげーボロカスに書かれてます。
簡単に言えば、
「関係ない事にとにかく突っ込んで色々と文句を言うクレーマー」
という感じです。
別に、この辞書でのみそういう扱いを受けている訳ではなく、
「カレン=クレーマー」
と、かなり広い範囲で関連付けられるようになっているらしい。
例えば、飲食店のバイトをやっている人が「あー。今日、カレン来たわ。」と言ったりする事があり、それは「今日、クレームがひどい客が来たわ」という意味で使われる。
スペインの友人から聞いたのですが、風評被害があまりにも酷いので、「カレン」という名前は、100年後には無くなっているのではないかと考えられる名前の1つになっているそうな。(そんな集計があるのもびっくりだけど。)
何でそんな悪評が付いているか聞いてみたところ、理由は分からないとのことだった。
「カレン」の知名度について
にわかに信じがたい話だったので、インドの開発メンバーおよびイギリス・フィリピンの友人にも聞いてみました。
すると、全員「カレン」の事を知っており、「カレン=クレーマー」の共通認識を持っていました。
のみならず、オンライン英会話で、セルビア・ネパール等の複数の講師に聞いてみたところ、今のところ知らない人にはまだ会っていません。
どうやら、相当な広範囲で認知されている情報のようです。
さんざん調べたにもかかわらず、これ書いてる今でも半信半疑です。
ちなみに、「何で『カレン』にそんな悪評が付くようになったの?」と聞いて回っても、全員が「何でだろうね。分かんないや。」という反応でした。
気になって気になって仕方ないのですが、未だに原典には辿りつけていません。
元ネタが分かれば、追記しておこうかと思います。
もし、英語話者と話す機会がありましたら、試しにその話題を振ってみるのはどうでしょう。
せっかくなので、「カレン」について話してみるときのテンプレート会話を用意してみました。
「カレン」について聞いてみよう!
Can I ask a weird question?
少しおかしな質問をしてもよいでしょうか。
By the way, when you hear the name “Karen”, what comes to mind?
ところで、「カレン」という名前を聞いて、何をイメージしますか?
I was told that the name is used as a synonym for someone who complains every single small thing.
私は、この名前は、「何にでも文句をいう人」の代名詞として使われている、という事を聞きました。
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